チリ出身のツインG.の4人組正統派メロディック・パワー・メタル・バンドが前作から実に4年振りとなる'05年にリリースした待望の3rdです。 もうてっきり解散したと思っていましたがしっかり生きていました。 というか、もの凄いアルバムを作ってきました。前作もかなりの秀作でしたが本作はそれを軽く凌ぐ大傑作になっています。 強力ハイトーンVo.が感動的に疾走する強烈なスピード・チューンに乗る問答無用のメロディック・パワー・メタルで、この手のパイオニアであるジャーマン勢をも凌ぐもの凄い内容です。 HELLOWEENタイプ等と一言では済まされない素晴らしいバンドへと大成長しています。しかもただ早いだけでなくいかにも南米産といった感じの哀愁たっぷりのメロウな正統派HMチューンもやっているところがまたこのバンドの素晴らしいところです。 それにしても最初から最後まで文句の付けようのない名曲が次から次へと出て来ます。Vo.が誰かに似ているとずーっと考えていたんですが思い出しました、あのDESTILLERYのVo.です。 彼も上手かったですからねぇ。 とにかく良質のメロディを持った正統派メロディック・パワー・メタルが好きならこのアルバムは一生モンですよ。まぁ聴いてみて下さい、あまりの凄さに固まってしまいますから。 チリ盤。