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アメリカ人ギターリストNeal Grusky率いるメロディアス・ハード・ロック・バンドがレーベルを移籍して前作から実に6年振りとなる'08年にリリースしたファン待望の5thアルバム。本作で新たに加入したヴォーカリストは今までにPORTRAIT(Brazil)、ANGEL HEART、ADAGIO、ASTRA、DR. SIN、OVERDOSE、そしてREVOLUTION RENAISSANCE等で歌っていた過去を持つブラジル出身の実力派ヴォーカリスト、Gus Monsantoで、歌声もどことなく歴代のヴォーカリストJeff Scott Sotoに似ています。脇を固めるメンツもBJORN ENGLEN、PATRICK JOHANNSONとYNGWIE MALMSTEENのファミリーツリーからの招集組。そして盟友JEFF SCOTT SOTOもハーモニーボーカルとして参戦するおまけ付き。内容は今まで通り質の高いキャッチーなメロディアス・ハード・ロックでメロハー・マニアは必聴レベルの快作に仕上がっています。スーパー・キャッチーなメロディアス・ハード・ロック・チューンが次から次へと出てきます。このバンドの魅力であるキャッチーな分厚いコーラスも全編にフィーチュアされておりガッツ・ポーズもんです。前作「Perception Of Reality」よりも遙かに1st「Eternal Faith」に近く、今回は「創ってきたなぁ~」と思われる事でしょう。#1、#3、#5、#6、#7、#8、#9と完全に「TAKARA印」。ちなみに#4は1st「Eternal Faith」からのセルフ・カヴァーです。プロダクションにややBな感じを受けますが、それもこのバンドの良さでしょう。正にメロディアス・ハードを絵に描いたような音なので安心して聴く事が出来ます。やりたい事に迷いがない良いバンドですね。