PERSIAN RISK、GEEZER BUTLER BAND、PAUL CHAPMAN'S GHOST、KROKUS、POWER PROJECT等で素晴らしい歌唱を聴かせていた彼が'08年に自主でリリースした初ソロ作品。彼はVo.の他に全てのギター・パートもプレイしています。実は彼はPERSIAN RISKの前にLEADING STARなるバンド(デモもあるらしくめちゃくちゃ聴きたいです!)をやっていたらしく、そこではもともとリード・ギターをプレイしていたそうなので本作でも実に素晴らしいプレイを聴かせてくれています。レコーディング・メンバーはCarlを含め4人で、Key.は働き者のDon Aireyが担当しています。お楽しみの内容ですが、これがまた40過ぎのオヤジ達を軽くKOしてしまうであろう見事な王道HRサウンドに仕上がっており、うれしくなってしまいます。Don Aireyが弾くハモンドが全編に亘ってフィーチュアされており、再結成後のDEEP PURPLE、WHITESNAKE、GILLANファンはもちろん、GARY MOORE、THIN LIZZY、UFO、'80年以降のURIAH HEEP、KEN HENSLEYがいた頃のBLACKFOOT、「METAL RENDEZ-VOUS」時のKROKUS等を聴いて育ったオヤジにとっては涙ものの音になっています。哀愁バリバリのメロディアスHRチューンの#1が流れてきた時には嬉しさのあまり涙が出そうになってしまいました。こんな素晴らしいアルバムを作っていたなんて全く知りませんでした。教えてくれた友人に感謝感謝です。間違いなく私一生聴きます。超オススメ盤!!